アーティストインレジデンス【Villa Arson】に泊まりたかったお話し

昔々、フランスのアーティスト「エリック某」と話す機会があり、今度自分がフランスに行くんだという話をすると、エリックが「僕が紹介してあげるから南仏ニースのアーティストインレジデンス[Villa Arson]に滞在するといいよ」といってくれて、何かメモ用紙に殴り書きをしてくれた。

ついでにエリックの住所や電話番号を交換した。

これで晴れてアーティストとして南仏でのんびりできるかも!って思って喜んでヨーロッパに飛んだ。

私が南仏に到着したのは初夏の熱い日差しに身体が焼かれそうな日だった。

ニーズの駅前から市電で丘の上のレジデンスへ。

高級ホテルのような素晴らしいロケーションで、鼓動もわくわく感で高鳴ってきた。

館長と会うとエリックから紹介があったとと思うけど、滞在させてくれないかと申し出ると、残念な返事が返ってきた。

「そんな話は聞いてないよ」

あわててエリックの家に電話するも留守電の応答メッセージだけ。

エリックは酒の席でのノリで喋ってるだけだったのかも知れないと気づくのはだいぶ後になってからだった。

館長から「君は日本のアーティストなのか?」と聞かれ、本を作っている編集者だと答えたが、あいにくいきなり来られても部屋はいっぱいで空きがないと。。。

でも「エリックが・・・」とメモを見せると、館長の周りにいたフランス人の若い女の子たちがやってきて「これがエリックの字?」「エリックの住所なのこれ?」みたいな感じで盛り上がってきたが、館長の許可は下りることなく、当てが外れてしまった。

うーん。

仕方なくインフォメーションで安い宿を探しチェックインしたがダメージは大きかった。

ただそれだけの話。

※もしニースに行く機会があればVillaArsonは展示を見に行くにはおもしろいところです。

Villa Arson ( official web site)

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